ロンドンバスのおもしろい歴史
バスの起源である17世紀のフランスの話は置いておいて、今回はロンドンのバスの歴史について少し触れたいと思います。
ロンドンのバスは、ロンドンで最も古い公共交通機関の一つです。1829年、馬車製造業者のジョージ・シリビアがパディントンからバンクまでの路線で運行を開始しました。従来の駅馬車と違い、事前予約なしでルート上のどこからでも乗車できる仕組みでした。彼はこのサービスを「オムニバス(ラテン語で、"すべての人のための"という意味)」と名付けました。
この仕組みは急速に広まり、1832年までにはロンドンで約400台の馬車バスが走るようになりました。車両は木製で手作業で塗装され、やがてモーターを備えた「馬なしバス」へと発展していきます。
その後、ロンドンのバスは都市の条件に合わせて進化を続けました。1850年代にはロンドン・ジェネラル・オムニバス・カンパニー(LGOC)が業界をリードし、世界最大のバス会社へと成長します。さらに1900年代にはモーターバスの設計が進み、バスやトラックを製造するAECが誕生しました。技術革新と規制緩和によって車両は改良され続け、1910年のB型から1954年のルートマスターまで、数多くの代表的なバスが登場しました。
1960〜70年代になると乗客数の減少により、コスト削減のため既製バスや運転手1人制の運行が導入されます。新型バスはルートマスターの後継として登場しましたが、結果的にルートマスターは多くの車両より長く使われ続けました。1980年代には運転手1人制バスが主流となりました。
ロンドンのバスは、かつての木製で屋根のない乗り物から、最新のコンピューター技術を備えた高度な車両へと進化しました。馬、蒸気、電気、ガソリン、ディーゼル、そして水素燃料と、時代ごとにさまざまな動力を採用してきました。戦争やパンデミックの時代にも都市の交通を支え続け、文化やイベントにも登場する存在となりました。
現在もなお、大きな赤い二階建てバスはロンドンを象徴するシンボルとして、世界中の人々に親しまれています。
おまけ
イギリスでは、a red bus(レッドバス) や、 a double-decker bus(ダブルデッカーバス)と呼ばれているよ✨
運賃について
ロンドンのバスやトラムでは乗車後1時間以内であれば1.75ポンドで乗り放題となるホッパー運賃が導入されています。
乗車時に同じカード(オイスターカードまたはコンタクトレス)でタッチすると、自動的にホッパー運賃が適用されるため、普通に乗るだけで大丈夫です🥰
- ホッパー乗車区間の合間に地下鉄、DLR、ロンドン・オーバーグラウンド、エリザベスライン、IFSクラウド・ケーブルカー、またはリバーバスを利用する場合は、通常料金が適用されます。ただし、最初の乗車から1時間以内に利用するバスやトラムには、引き続きホッパー料金が適用されます。
- オイスターカードの残高が最初の乗車後にマイナスになっている場合、ホッパー運賃は適用されません。適用を受けるには、乗車後1時間以内にカードにチャージする必要があります。
乗り方と降り方について
①自分が乗りたいバスがバス停に近づいてきたら、運転手さんに見えるように自分の手を真っ直ぐ出して合図を送りましょう。
(手の位置は写真より少し下でも大丈夫です!)

②合図を送るとバスが止まってくれます。運転手さんのいる前方から乗車しましょう。
③乗車すると目の前に黄色の読み取り機があるので、そちらに自分のオイスターカードまたはコンタクトレスカード/端末をタッチ!

④空いている席に座りましょう!2階は眺めがいいのでおすすめです🥰
⑤自分が降りたい駅名のアナウンスが聞こえたら(前方にも表示されます)、STOPと書かれた停車ボタンを押しましょう。
トースターのような音が鳴ります😀(たまに違う音のバスもあります。ビー!みたいな…)

⑥バスが止まったら真ん中もしくは後ろの出口から降車します。再度カードをタッチする必要はありません。
ぜひおすすめしたいアプリ
ロンドンの交通におすすめしたいアプリがこちら!

Citymapper(シティマッパー)
バス停などの詳細な案内や、リアルタイム情報がチェックできます。なんと日本語にも対応!
自分の家や職場の場所の登録もできて、ボタン1つでどこにいても最適な行き道/帰り道を提案してくれます!
とても便利なアプリなのでぜひインストールしておきましょう✨
地下鉄よりも安くていろんな場所に行けるかっこいいロンドンバス🇬🇧
ぜひ乗りこなして快適なロンドンライフを🥰
最後まで読んでくれてありがとうございました
YouTubeに動画もアップしているのでぜひ見にきてください
それでは、次回の記事でまたお会いしましょう